Accept and Include

輪の中に入る女の子

言葉も音楽性も

子どもたちは言語を獲得して発達させていく能力を持って生まれてきます。
それをサポートするために、周りの大人はやさしく話しかけたり、子どもの発する音を真似してあげたりしながら、環境を作っていきますね。多くの場合、これは自然にされていることです。

同じように、子どもたちは音楽性を獲得して発達させていく能力を持って生まれてきます。
この音楽性の基盤も、周りの大人がやさしく歌いかけたり、子どもの発する音を真似してあげたりする環境を作っていく中で、自然に養われるものなんです。

つまりどちらも、子どもたちの中には種があり、環境によっていくらでも育っていくんですよね。
言葉と同じように、音楽性を育てるような環境も作れると言うことです。

環境を作ると言っても、一方通行なやり方にせずに幸せ感のある環境にできれば良いですね。

講師は観察をします

Music Togetherの講師の役割のひとつは、お子さんの観察です。
レッスンでの「音楽づくり」を通して、こちらから投げかけたことへの子どもたちの反応を見ます。
それだけでなく、子どもたちがしていることへ反応して同じように返してみたり、こちらのアイデアを返してみたりすることで、その相互作用の中から生まれることを大切に観察します。

「この子は今日こんな音楽的な反応をした」「あの子は踊らずに座ってじっと見ていた」と言った観察をしても、「すごかった」「上手だった」と言った感想は持ちません。ましてや「興味がなさそうだった」と言うような判断もしません。こちらの感想や判断は子どもたちとのコミュニケーションに必要ないんです。

受け入れられること

お互いに受け入れ合ってうまくコミュニケーションが成り立つのなら、大人も子どもも対等であることが前提ですよね。音楽を楽しむのに上手いも下手も関係がなく、楽しめる自分であるかどうかが大事。

大人は子どもを育てていく責任があるから、「やってあげよう」「こうしてあげよう」という親切心があり、それが高じて「こうあるべき」と言うような物の見方になってしまうこともあります。

だけど、大人の子どもたちへの期待や欲は何の意味も効果もありません。大人が子どもたちの視線の先を、成長の先を観察し、信じてあげることができるから、子どもたちは様々な能力を獲得していくことができる。

子どもたちにとっては、受け入れられるってことが成長にとって欠かせない要素なんだなってことを、私は毎回のクラスで教えてもらってます。

Accept and Include

Accept and Include、講師が大切にしている概念です。
子どもたちを受け入れて、含めて、レッスンの全体をデザインしていきます。もちろん、パパさんママさんのことも受け入れて、含めて、みんなで豊かな音楽づくりの時間になるようにしていきます。

子どもたちとご家族のための音楽づくりの環境を作ることは任せてもらいます!
だから、パパさんママさんはリラックスして参加して、音楽作りを自分らしく楽しんで、その楽しむ姿をお子さんに見せてあげてください。
で、「うちの子って、こんな子だったんだ!」って観察して受け入れてください。

そしてお子さんがBasic Music Competenceを獲得していくことを信じて励ましましょうね(^^)

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