Music Together の講師は、Goal Supportive と言う子育てになくてはならない概念のもとに
クラスをリードしています。その場にいる全員をファシリテートする役目があるんです。
Music Together においてファシリテートと言う言葉は、レッスンを進行させる中で起こっていく現象に合わせて、調整したり、変更したり、手を加えたりと、臨機応変に対応していくことです。
大人だけだったら、「先生がしているように合わせよう」と言う意識をもって行動する人が多く、まとまりやルールのあるレッスンになるでしょう。講師は指示するだけで進行することができます(楽だな~)。
一方で、子どもたちにとっては「自分のやりたいことがすべて」です。しかも、Music Togetherのクラスには、ねんねの赤ちゃんからアイデア豊富な年長児までいるのですから、それはそれは(汗汗汗)。
子どもたちの観察
私がレッスン中に観察していることで、一般的なことを書きだしてみますね。
ある子は、ママの腕の中でリズムに合わせてユラユラされています。
ある子は、パパにリズムに合わせて背中を優しくトントンされています。
ある子は、大人たちに歌いかけてもらって笑顔を見せます。
ある子は、首を動かして音のする方向を見ようとしています。
ある子は、音楽に合わせて「アァ」と言っています。
ある子は、音楽に合わせて口をムニャムニャしています。
ある子は、音楽に合わせて足を突っ張ったり動かしています。
ある子は、寝返りをうったり首を持ち上げて周りの様子を見ようとします。
ある子は、ハイハイでお友達のところに向かおうとします。
ある子は、ママのお膝につかまって体を揺らしています。
ある子は、大人の口が動くのに合わせて口をパクパクしています。
ある子は、窓の外の景色を見たり音を聞いています。
ある子は、口いっぱいにカスタネットを頬張っています。
ある子は、膝立ちで体を上下または左右に揺らして踊っています。
ある子は、ママのお膝でじっとしています。
ある子は、パパの背中によじ登っています。
ある子は、輪の真ん中でみんなの顔を代わる代わる見ています。
ある子は、思い通りにいかなくて泣き叫んでいます。
ある子は、先生のお膝に座ってみんなの様子を見ています。
ある子は、お部屋の角からみんなの様子を見ています。
ある子は、お部屋中をあちこち行き来して探索しています。
ある子は、楽器の新しい使い方を模索しています。
ある子は、輪から出たり入ったりして音の聞こえ方を研究しています。
ある子は、自分のアイデアを先生に伝えに来ます。
ある子は、ママに歌わないでと制止したがります。
ある子は、先生のマネをして踊ろうとしています。
ある子は、自分より小さい子に楽器を渡しに行きます。
ある子は、床に寝そべった体制でみんなの様子を見ています。
みんな違って当たり前
ざっと書き出しただけでも、こんなにあった。ほんとはまだまだある(笑)。
改めて子どもの行動のバリエーションに驚きます。
でもね、一番びっくりするのは、誰一人として同じ行動をしている子がいないこと!
クラスに子どもが10人いてもみんな違うことをしてる。それが当たり前なんです。
それだけ学び方に違いがあるんですね。
そして、そのことに気付くのが私の最高の楽しみだったりします♡
変かな(^▽^;)??
子どもの学び方
子どもはいつでも遊んでいます。動いていないように見えても、何かをしている最中なんですよね。
遊んでいる=学んでいる、遊んでいる=何かを得ている、遊んでいる=生きている、
と言うことを理解することは、子どもとの上手な関わり方の第一歩。なくてはならない第一歩。
Music Togetherのレッスンで、先生たちが「お子さんは自由にしていて良いですよ」って言うのは、そんなわけなんです。子どもたちのしていることには、何一つ無駄がないのです。
大人ができること
参加している大人の皆さんは、音楽づくりをただただ楽しんでください。
それがMusic Togetherでの「子どものお手本になる」と言うことです。
講師を信頼して、子どもの学び方を信頼して、誰かに遠慮をしないで楽しんで♬
ちなみに大人の皆さんは、どんなタイプのお子さんでしたか?
私自身は、自分の学び方は視覚からと聴覚からのハイブリッドタイプだと思っています。
先に自分のことを知ると、お子さんの特性が見えてくるってこともあります。
親子で似た者同士だったりするかな??
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